伏見御坊(ふしみごぼう・京都府京都市伏見区大阪町)
東本願寺別院(伏見幼稚園)の前の通りは、城下町の名残りで、東西南北のどこから来てもここに突き当たるため、「四辻の四つ当り(軍事上造られた袋小路)」と呼ばれ、伏見御坊の門前町でした。
伏見御坊は、慶長年間(1596~1614)徳川家康の援助により、本願寺12世教如上人が建立したものですが、蓮池を埋め立てたことから、「蓮池御坊」とも呼ばれています。本殿は、向島城の殿舎の遺構より造られましたが、老朽化により、平成2年取壊されました。現在は、山門と銀杏(いちょう)を残すのみとなっています。右の写真が、伏見御坊の山門ですが、写真に写る白いものは・・・ホコリでは無く、突然降り始めた雪です・・・
(2013/2/16投稿)