浄土真宗本願寺派の寺院である日野誕生院(京都市伏見区日野西大道町)
日野誕生院は、文政11年(1828)日野家菩提寺の法界寺の寺領に、西本願寺第20代・広如が「有範堂」を建立したことに始まります。昭和6年(1931)浄土真宗の宗祖とされる親鸞聖人の誕生の地を記念して、本堂が完成しました。親鸞聖人は、日野誕生院のある日野の里で、承安3年(1173)皇太后宮大進日野有範の長男として誕生し、9歳頃までこの地で暮らしたと言われています。
産湯に使ったとされる「産湯の井戸」やへその緒を埋めたと伝わる「胞衣塚(えなづか)」が日野誕生院門前の傍、法界寺の横にあります。