近鉄 桃山御陵前駅を南に行くと桃稜団地があります。この場所にかつての伏見奉行所が置かれていました。(京都府京都市伏見区西奉行町)
豊臣秀吉の時代、伏見は五奉行の一人であった前田玄以が統括しており、以降幕末まで、奉行不在で京都町奉行所の支配であった時期等を除くと、この地が奉行所として機能しておりました。
伏見奉行所の管轄区域は、伏見市街と周辺八か村(堀内村、向島村、六地蔵村、三栖村、毛利治部村、景勝村、大亀谷村、深草村)でした。※享保以降、葭島新田が加わり、九か村となります。
現在、伏見奉行所跡周辺は、市営住宅団地として整備され、歴史を感じさせる西奉行町、東奉行町、奉行前町の町名がついています。