江戸時代に築城されたものが淀城ですが、もともと淀に城が築かれたのは室町時代中期の頃です。現在の淀城址の場所とは異なり、淀古城址は、妙教寺(京都府京都市伏見区納所北城堀)内にあります。
「東院年中行事」の文明10年(1478)に「山城守護代遊佐弾正の代(中略)神保与三左衛門淀へ入部す」と記述されており、また「細川両家記」によれば、永禄2年(1559)に細川氏綱が淀城に入城した事が記されています。
天正17年(1589)豊臣秀吉の側室茶々がこの淀城に入って鶴松を産み、以降「淀殿の城」と呼ばれるようになりました。
淀古城址のある地名の納所(のうそ)ですが、この場所が、淀川の川舟によって運ばれてきた物資を”納めていた所”であったことに由来しています。納所は、簡単そうでなかなか読めない漢字です・・・ (._.)?