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遠州ゆかりの石庭・御香宮神社


遠州ゆかりの石庭遠州ゆかりの石庭

遠州ゆかりの石庭は、御香宮神社(京都府京都市伏見区御香宮門前町)の社務所の奥にあります。
元和9年(1623)小堀遠州が、伏見奉行所内に作ったとされる石庭が、ここに移築され、城南宮楽水苑なども手がけた昭和の造園家・中根金作(1917~95)によって再現されています。この石庭の北側に弁天池がありますが、これも中根金作が桃山時代の石材を使って作庭したものです。
※ 石庭(せきてい)とは、庭木をほとんど使わず、岩石・小石・砂などの石材を中心につくられた庭のことです。

遠州ゆかりの石庭淀川三十石船 船歌
右の写真は、文明9年(1477)の銘のある手水鉢です。
以下、社務所に張られている「遠州ゆかりの石庭」の説明書きです。
「小堀遠州が元和9年、伏見奉行に就任した時、奉行所内に数奇を凝らした立派な庭園を造り、徳川三代将軍家光からその褒美として禄高5千石加増されて一躍大名になった。
明治になって工兵隊が出来た時、それが取り毀たれ僅かに残っていた池庭の傍に、将校集会所を建てた。それが終戦後、東部分が国道24線にかかり、西側全部が京都市に払い下げられて桃陵団地になったので、その機会に庭石の払い下げを受けて、ここに造園したものである。・・・」