椿餅(つばきもち、つばきもちい、つばいもちゐ)
城南宮で椿餅が売られていました。残念ながら、若干甘いものが苦手なので買ってませんが・・・ (-o-;)
椿餅は、小豆餡を包んだ餅を2枚の椿の葉で挟んだ和菓子ですが、室町時代の源氏物語の注釈書である河海抄(かかいしょう)では「椿の葉を合わせ、もちいの粉にあまずらをかけて包みたるなり」とあります。
「妻在らず 盗むに似たる 椿餅」石田波郷
椿餅に手を伸ばして何か後ろめたい気持ち・・・よく分かります(:ー;)
椿餅は、平安時代において、蹴鞠の会などが催された時に食べられた餅菓子で、和菓子の起源と言われています。
「椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ」
源氏物語 第34帖 若菜上
「大殿の御方より檜破子(ひわりご)、御酒(みき)、つばいもちゐなど奉り給へり」 宇津保物語 国譲上
※ 宇津保物語は、日本の平安時代中期の日本文学史上最古の長編物語(作者不詳)
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