浄土宗知恩院派の寺院(尼寺)である清涼院(京都府京都市伏見区深草大亀谷五郎太町)
写真は、清涼院境内と清涼院に入口付近にある百日紅(さるすべり・京都市指定 保存樹)です。
清涼院周辺は、室町時代、法安寺村と言われており、後に伏見城の御花畠山荘となりました。
徳川家康が、石清水八満宮の神職志水加賀守宗清の娘であったお亀を寵愛し、ここに住まわせました。お亀は、慶長5年(1600)、のちに尾張大納言義直(徳川義直)となる五郎太を出産しますが、この事より、現在この辺りは五郎太町と呼ばれています。この山荘は清涼庵となり、後に尼寺清涼院となりました。