京都観光/旅行・ぶらり伏見

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京都観光情報や歴史探訪などをメインとした京都観光ブログ。観光気分で、ぶらり京都を散策。
ぶらりblogでは、主に京都伏見周辺を中心にぶらり散策しながら、京都の町並みや人気の観光スポット、京都の観光名所、ひっそりと佇む歴史の足跡などをブログ形式で紹介いたします。


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ぶらりblog 京都観光/旅行 記事一覧

梅日和~梅の香りに誘われて


<梅日和~梅の香りに誘われて>

ぶらり、梅の香りに誘われて?・・・梅の花をまとめて投稿致します。なにやら、花図鑑の雰囲気が漂っていますが、”花の学術的な解説”はありません。ずぶの素人なので・・・(>.<)
とりあえず梅の花言葉は、高潔、澄んだ心、上品、忍耐、忠実、厳しい美しさ、あでやかさ・・・です(^o^)/>

○御香宮神社
御香宮神社(京都府京都市伏見区御香宮門前町)本殿奥の「鎮守の森」付近にある梅
御香宮神社の梅御香宮神社の梅

○桃山天満宮
御香宮神社の敷地内、東南角にある桃山天満宮の梅
桃山天満宮は、学問の神として菅原道真公を祀っています。
桃山天満宮の梅桃山天満宮の梅

○勝念寺
勝念寺(京都府京都市伏見区石屋町) 境内にある梅
勝念寺は、京阪丹波橋駅から、約350m西北に行った丹波橋通沿いの浄土宗 知恩院末の寺院で「かましきさん」と呼ばれています。
勝念寺の梅勝念寺の梅
(2013/3/9投稿)

※地図赤印は勝念寺

続・梅日和~梅の香りに誘われて


<続・梅日和~梅の香りに誘われて>

ぶらり、梅の香りに誘われて?・・・梅の花の続編です。
「梅が香に のっと日の出る 山路かな」 松尾芭蕉(まつお ばしょう、寛永21年(1644年)~元禄7年(1694))
上の俳句は、梅の香で”春到来の喜び”を味わっている俳聖・松尾芭蕉の作ですが、梅の花は、平安時代から、よく歌に詠まれていました。
むめの花ををりて人におくりける
「君ならて誰にか見せむ梅花色をも香をもしる人そしる」(古今和歌集 巻第一:春歌 上38 紀友則)

○伏見板橋学校入口傍
伏見板橋小学校(京都府京都市伏見区下板橋町)入口付近、伏見板橋幼稚園の前にある梅
板橋小学校の梅板橋小学校の梅

○本教寺
本教寺境内にある梅
本教寺(ほんきょうじ・京都府京都市伏見区東大手町)は、大手筋商店街に面してあり、「大手筋の妙見さん」と呼ばれています。
本教寺の梅本教寺の梅

○桃山善光寺
桃山善光寺境内にある梅
桃山善光寺(龍雲寺・京都府京都市伏見区桃山毛利長門東町) は、京都府立桃山高校の南にある天台宗の寺院です。
桃山善光寺の梅桃山善光寺の梅

※地図赤印は桃山善光寺

浄禅寺(鳥羽地蔵)


恋塚浄禅寺鳥羽地蔵

平安時代、袈裟御前(けさごぜん)の菩提を弔うために、文覚上人(もんがくしょうにん 保延5年~建仁3年・1139~1203)が開基したとされる浄禅寺(鳥羽地蔵・恋塚浄禅寺、京都府京都市南区上鳥羽岩ノ本町)
浄禅寺は、京の六地蔵めぐりの一つ「鳥羽地蔵」としても知られており、観音堂には、十一面観世音菩薩(京都市指定文化財)が祀られています。(六地蔵めぐり発祥の地である大善寺はこちら 大善寺
恋塚浄禅寺の境内には、千本通からよく見える樹高13.5mあるの楠(クスノキ・京都市指定保存樹)があります。

浄禅寺恋塚碑浄禅寺境内
恋塚浄禅寺の山門横には、正保4年(1647)山城国長岡藩主 永井直清が、儒学者である林羅山に撰させた「恋塚碑(写真左)」が立っており、恋塚と寺の由緒が記されています。
「鳥羽の里に恋塚の古蹟がある。・・・文覚の発意であることを知り、また節女の孝行を聞き、石碑が必要だと思った。表に伝え聞いたことを記し、永久に恋塚の名が伝われと望む」(京の石碑物語・京都新聞社より抜粋)
<恋塚の伝説>
「源平盛衰記」では、北面の武士遠藤盛遠が、渡辺左衛門尉源渡の妻である袈裟御前に恋をし、悩んだ袈裟御前が母と夫を救うため身代わりの犠牲となります。手をくだした遠藤盛遠は出家して文覚と名乗り、日本全国を荒行して廻り、高雄神護寺等を再興します。
※ なお、同じ千本通沿い(2.2Km南、伏見区下鳥羽城ノ越町)にも、 恋塚寺があります。

恋塚寺


恋塚寺恋塚寺

浄土宗の寺院である恋塚寺(利剣山恋塚寺、京都府京都市伏見区下鳥羽城ノ越町)
恋塚寺は、文覚上人(もんがくしょうにん)が袈裟御前の菩提を弔うために一宇を建立したのが始まりであり、鳥羽伏見戦で焼失し、明治に再建されました。
「・・・盛遠は『文覚』と名を改め、文覚は袈裟の眠る場所に寺院を建立したという。それが、今もある利剣山恋塚寺である。(寺伝より)」

重修恋塚碑恋塚寺
千本通に面する風雅な萱葺の山門を入ると「重修恋塚碑(写真左)」があり、恋塚と寺の由緒が記されています。(明治42年建立)
「京都の南、下鳥羽に節婦の墓がある。節婦は源渡の妻である。墓のかたわらに寺を建てて冥福を祈り、墓を恋塚と名付けた。これが寺名となった。・・・」
重修というのは、以前に碑があったことを意味します。(京の石碑物語・京都新聞社より抜粋)
※ 恋塚寺の公式HP  袈裟と盛遠の寺 恋塚寺

春の山・城南宮神苑(楽水苑)


城南宮神苑城南宮神苑

<城南宮神苑(楽水苑)しだれ梅と椿まつりⅠ>
城南宮(京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町)の神苑(しんえん)では、現在「しだれ梅と椿まつり」が行なわれています。
城南宮社殿を取り囲むように広がる神苑(楽水苑、約1万坪)は、春の山、平安の庭、室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭から構成されており、それぞれの時代の庭園を四季折々楽しむことができます。現在、神苑(楽水苑)では、源氏物語に登場する100種余りの草木の花が植栽されており、通称「源氏物語 花の庭」とも呼ばれています。

○春の山
城南宮春の山城南宮春の山
鳥羽離宮築山の遺構とされる春の山ですが、築山から小川が流れ、椿、四垂梅(しだれうめ)、三つ葉躑躅(つつじ)と春の草木などがあります。写真は、現在、春の山で咲き始めたしだれ梅・・・などなどです。

城南宮春の山城南宮春の山
以下、平安の庭・城南宮神苑(楽水苑)に続く・・・
(2013/3/3投稿)

※ 庭園の説明は、主に城南宮の公式HP 神苑 源氏物語花の庭を参考に記載しました。